准看護師として働いている方も、正看護師になることで活躍の場を広げることができます。医師の指示に従って点滴や手術の補助を行うことなど、准看護師でもできる仕事の範囲は広いです。
しかし、自己判断で看護業務を行うことや、他の看護師に支持をすること、看護計画を立案することなどができないので、管理職への昇進はできません。そのため、将来的に管理職になりたいのであれば、正看護師の資格取得を目指しましょう。
すでに准看護師の資格を持っている方で実務経験があれば、看護師学校養成所で正看護師を目指せます。卒業すれば国家試験受験資格を得ることが可能で、これに合格すれば晴れて正看護師となります。
全日制と定時制の場合、実務経験が3年以上あれば入学要件を満たします。
通信制の場合は実務経験が7年以上必要です。すでに准看護師として長く働いていて、仕事と勉強を両立したい場合は通信教育で学べる通信制が最適です。
通信制は求められる実務経験が長いので、比較的年齢が高い方が多く、40代、50代の方も少なくありません。そのため、年齢が高いからと言って気後れする必要はありません。
ある程度学校に登校する日や病院で臨地実習を行う機会はありますが、学習に占める多くの時間は通信学習です。
通信学習では、教材を読んで知識を蓄えてレポートを提出するスタイルが一般的です。期限を守れば自分のペースで学ぶことができるので、通信教育の場合は仕事と学習を両立させることができます。