准看護師は、正看護師になるための通信教育を受けることができます。
ただし、通信教育を受けるためには、実務経験が7年以上ある必要があります。つまり、通信教育はある程度経験がある、キャリアアップを図りたい准看護師向けのコースです。
通信教育は働きながら学べるので、仕事を辞めなくても良いのが利点です。スクーリングや病院での実習などもありますが、あまり多くはないので、必要な時だけ仕事を休めばOKです。
理解のある職場であれば、休みを取る必要があるケースであっても有休を取得できます。場合によっては、金銭的なサポートがあることもあります。
いずれにせよ、通信教育を受ける場合は、あらかじめ話を通しておくことが大切です。
勉強の時間は、自分のやり方で配分できます。
仕事が終わった後に少しずつ進めていったり、休みの時に一気に学習したりすることもできます。正しい方法はないので、自分が一番やりやすい方法を見つけて学びましょう。
通信制以外の方法には、2年制の全日制と3年制の定時制の学校に入学する方法もあります。
高校卒業で准看護師の資格を保有している方ならすぐに入学ができますが、中学校卒業から准看護師の資格を取得した場合は、3年間の実務経験が入学の条件です。
全日制は仕事を辞めざるを得ませんが、定時制であれば修業年限が長くなるものの、働きながら学ぶこともできます。したがって、実務経験が7年に満たないものの正看護師にステップアップしたいなら、定時制を選択するのも手です。